トヨタ自動車は、8日から11日まで米ラスベガスで開催される国際家電ショーで、最新の自動運転技術を
備えた試作車を公表することをウェブサイトで明らかにした。自動運転技術ではインターネット検索大手の
米グーグルが先行し、2010年から技術開発を行っているが、世界のトヨタがこの分野に本格参入すれば、
技術の進歩に拍車がかかるのは必至だ。国土交通省の検討会も昨年、20年代初頭に自動運転の実用化を
目指すとの報告書を発表しており、トヨタの今年の「初夢」が正夢になる日は、近いかもしれない。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130106/biz13010614470006-n1.htm
上記の記事は安全性についての言及が主ですが、自動運転について思う事があります。以前車に乗る知人と話したのですが、知人は運転しないで済むなら自動運転化は楽になるし良い事だと言ってまして私は驚きました。知人も私の反応に驚いていました。
バイクに比べれば車の運転は(私は)あまり面白くありませんが、それでも機械を動かすという行為は楽しく感じます。安全性は別の問題ですから置いておきますが、自動運転化そのものは、感覚や感性に対する冒涜であり堕落と思っています。
人類の究極の移動手段は、ドラえもんの「どこでもドア」になるのだろうと思っています。
私はツーリングを趣味にしていますが、バイクを運転するのが目的なので、移動自体は枝葉です。
観光地は混んでいるので滅多に向かいませんし、名所名刹は殆ど素通りします。
「そんな事して何が面白いのか?」と友人知人に問われますが、
バイクの運転が面白いからだよ。と言っても、なかなか理解は得られません。
私は東京都下に住んでいます。東京の道路は車が多く、直線ばかりで信号が多く、
速度やリズムを阻害するのでそれほど楽しく走れません。よって地方に向かい、
バイクが存分に性能を発揮出来る環境でバイクを走らせて楽しんでいます。
(速度を出すという意味ではありません)
エンジンが快調で車体の状態が良ければ気分は高揚し、何時間乗っても飽きません。
私はそういうバイクを好みます。
私はいつも不思議に思うのですが、車の運転はつまらなく苦痛なのでしょうか?
自動運転にも理はあるとは思いますが、メーカーや技術者が優先すべき事は、
運転して楽しい車を造る事ではないかと思います。
基幹産業となった自動車産業に対してこんな事を書くのはアナクロだとは百も承知ですが、
運転して楽しい車を設計するのは、自動運転化より尊く意義があると思うのですが。