倒立フォークのバイクで、走行距離が多い車体ですとインナーチューブの摩耗が目立つケースがあります。画像のフォークは走行距離5万キロに迫る車体に装着されていたものです。
1枚目の画像は正面、2枚目は側面、3枚目は後ろです。前方の箇所だけDLCでしょうか、黒色の表面処理が摩耗しています。
倒立フォークは正立フォークに比べて、この箇所の摩耗が早いように思えます。
なぜこうなるでしょうか。
フォークオイルの交換が大変な倒立式はオイル交換の頻度が少なくなり、オイルが劣化したままなのだろうか、倒立式は車体の荷重がかかる箇所が下部に位置するので、テコの原理で摺動面に強い力がかかるからなのだろうかとかいろいろ考えましたがわかりません。
高性能な部品には相応の代償があるのでしょうか。