関西圏のツーリストが羨ましいなと思う事の一つが関西の発達しているフェリー網です。
大阪や神戸をはじめ、日本各地に向かう航路が充実しています。
ETCの割引もずいぶんと吝くなりましたから、フェリーの優位性も復活したと思います。
東京の国立府中からから門司まで約1000キロを高速で自走したとします。
フェリーと自走の費用比較
燃費がリッター辺り25キロのバイクでガソリン140円として高速を自走しますと、高速代がETC割引で12,230円でガス代が5,600円、朝に東京を出発しても門司に到着するのは夕方~夜ですから、これに宿代が加わります。宿代が4,000円として合計額は21,830円です。
フェリーですと、東京の国立府中から神戸港の最寄のICの西宮まで約500キロで、高速代がETC割引で6,890円、ガス代は前述の通りの計算で2,828円、合計で9,718円です。これに神戸から門司までのフェリー代が加わります。
750cc超のバイクを含めて二等で10,740円、二等寝台で12,790円、二等個室で14,020円で、二等寝台を選択すると合計で22,508円です。
二等を選択すれば20,458円ですから、経済的な自走の優位性は殆どありません。
私は船酔いしやすい性質ですが、門司や大分行きの航路は所要時間も12時間程度ですし、穏やかな瀬戸内海を通りますので揺れも少なく快適に眠れます。
朝、起きるとそこは九州です。ETC割引が3割になってからは、私は九州方面に向かう時は関西からフェリーを利用するようになりました。
商船三井グループ 弾丸フェリー
根雪になって乗れない東北以北の人に冷笑されそうですが、東京の冬は寒いのでロングツーリングに行きたいという欲求は減ります。大阪や神戸から、大分や鹿児島への航路を持っている商船三井フェリーは「弾丸フェリー」という割引を行っています。
港まで走り、船中で一晩寝れば南国に到着するのですから、関西のバイク乗りが羨ましいです。
バイク込みで、関西~九州を往復しても閑散期であれば12,860円から行けまして、私が関西在住だったら、冬は毎月利用したいなと思いました。詳細は下記の通りです。
ステマみたいで恐縮ですが、廃止されるフェリーは年々と増えて寂しく、航路がこれ以上減ると何なので宣伝させて頂きます。
フェリーを使って奄美大島までツーリング
去年の秋以降、私は殆どツーリングに行けないまま年末を迎えてしまったので、年末に奄美大島を一周しました。初めは大阪から奄美、沖縄行きのフェリーに乗ろうと思ったのですが、バイクの乗車枠はすでに予約で埋まっていまして乗船出来ませんでした。
何もしないまま年を越すのも悔しいので、東京から大阪までは高速を自走、大阪から門司までフェリーに乗り、門司から鹿児島まで下道をメインで走り、鹿児島から奄美大島まではフェリーでの旅です。
宮崎や鹿児島も十分に温暖で楽しかったのですが、奄美大島はさらに温暖で日も長く、東京の冬からすると天国でした。画像は鹿児島の開聞岳と奄美大島のマングローブです。
奄美の木々は色合いが深く、本州の木々とは趣が違い新鮮な気分になりました。
可能であれば、来年の冬は沖縄に行きたいと思っています。
※ガソリン価格・高速道路料金・フェリー運賃などはすべてブログ公開時のものです。