画像の部品は2013年式のドゥカティ パニガーレのゴム製の部品です。
ドゥカティに限りませんが、近年の多くの欧州車のゴム/ラバー類部品の品質は相当に落ちているように思えます。
昔から欧州車のゴム類は日本の気候と合わず劣化が早いと云われているようですが、近年のゴム類はそういったレベルではないようで、画像のゴム部パーツはカッターで切れ目を入れて、手で引っ張ればたやすく引きちぎれるといった有様です。
不思議に思い検索してみますと、定かではありませんが欧州では環境負荷への対策なのか、ゴムやプラスティック部品への厳しい規制が進み、そのためか良質なゴム製品が作れず、劣化が早くなるようです。
EUで使い捨てプラスチック製品の新規制が施行(PDFファイル)
BMWの旧タイプに詳しいショップの方から聞いた話ですが、昔の西ドイツでは一時期、環境への対策でアルミに硫黄か何かの成分を加えるのが難しくなり、BMWの旧モデルのバイクのある年式のシリンダーヘッドには品質に問題があると聞きました。
環境はもちろん大事ですが、良質のゴムはバイクの寿命を延ばせますから、耐久性のあるパーツを生産した方が長い目で見れば、環境対策になると思うのですがどうなのでしょう。