私はBMW R60、R100 RT、モトグッチ ルマン 3と3台のバイクを所有しています。
その内のMoto Guzzi LeMans 3のシリンダーヘッドカバーは、ライダーの膝のすぐそこに位置しています。
よって段差などに乗り上げると、ヘッドカバーと膝が当たって痛くなるのが短所です。
バイクに跨って左側のヘッドカバーが膝に近く、右側はやや離れています。
これはエンジンのレイアウト上、仕方がありません。
弊社でも販売していますが、ヘッドカバーの取付穴に取り付ける、膝あてのステーを装着すれば「接触して痛い」という問題は解決します。私も装着していました。
私は普段はズボラなのですが、バイクに乗っている時は色々と神経が集中するのか神経過敏になるのか、私の標準的的な体格ですと、左膝と膝当てステーが常に接触するのが気になりました。どうにも落ち着きません。
ただしこれは私の感覚、心理的な問題で、本品を装着している何人の方は、私のような発言をしていません。
よってこれは、モトグッチや膝あてステーの問題というよりは、私の心理的な問題なのでしょう。10年以上、Moto guzzi LeMans 3に乗って今更ではありますが「どうすれば左ヘッドカバーと膝が当たって 痛くなるのを防げるか?」という問題の解決を考えてみました。
- バックステップにして膝に位置を下げる。→ このポジションが気に入っているので却下
- 膝パット入りのボトムを履く。→ 季節の温度変化や履き忘れなど難しい
- 膝あてのステーを装着する。→ 前述の通り違和感を覚える
- イタ車だから諦める(許容する)。→ 妥当だがなんとかしたい
- 段差が多い悪路を走らない。→ そういう道も好きなので現実的ではない
- バイクを乗り換える。→ 論外
- 人間が太って膝に肉をつける。→ 糖尿病が怖い
- カバーにゴムシートを貼る。→ 現実的だが剥離しそう
色々と試案していると、分解予定のモトグッチ V11を眺めていたところ解決策が浮かびました。
ルマン3のヘッドカバーは画像の通り、膝にあたる付近が尖っています。しかし、V11のヘッドカバーは、ルマン3のカバーに比べ、膝に当たる箇所は、やや丸みを帯びています。
V11のヘッドカバーの角を少し削って丸め、ルマン3にV11のヘッドカバーを装着して段差に乗り上げてみると、「痛い!」から「あ、痛」程度になり我慢できる範囲になりました。
短所といえば、カバーのデザインの問題でルマン3のカバーの方が優れて見えますが、膝の痛みに比べれば許容範囲です。バイクは細かい箇所にも関心を持てば、より楽しく走れることを実感しました。