友人から聞いた話です。とあるバイク屋さんの主人がバイクの楽しさ、奥深さをお客さんに熱心に教え伝え、それを深く理解した多くのお客さんは、レースやツーリングにどっぷりとのめり込みました。その結果、家庭内が不和となり、甚だしくは離婚した方もいるそうです。
私がこの話を聞いて感心したのは、バイクという趣味の奥深さと、子供のような男性の熱中癖です。分別くさい事を書けば、バイク如きに家庭を崩壊させる価値があるのだろうかと、多くの人は疑問に思うでしょう。
熱中して家庭を崩壊させる物事、ぱっと思い浮かぶのはギャンブル、酒、浮気などです。
何度か同じ事を書いていますので恐縮ですが、バイクは瞬間的に日常の倦怠感から強烈な現実感を取り戻せる素晴らしい乗り物です。
勝手な推測で何ですが、趣味で身を持ち崩す方は、日常の倦怠感や不満が強いのでは?と思案しています。バイクは危険な乗り物ですが、こういった意味でも危険だなあと実感します。