弊社の部品を購入してくださる中国の方がいます。
先日、弊社に遊びに来て下さいまして、PCの翻訳ソフトを使いながら
色々と会話をして、愉快な時間を過ごしました。
帰り際に、雨上がりの夜空に浮かんだ月を眺めて喜んでいまして、
何が嬉しいのだろうかと不思議に思ったのですが、
上海は大気汚染が酷いという報道を思い出し、さもあらんと納得しました。
私はツーリング中に見る景色が好きで、ツーリングを続ける理由の一つでもありますが、
これが公害によって荒んだ風景だったら?と思うと暗澹たる気分になりました。
ツーリングに行って帰って来ると、私は良い気分になります。
良い気分になる理由は複合的だと思いますが、その一つが自然なのだろうなと
理解しました。
ふと思ったのですが、もし砂漠の国に生まれていたら、私は今でも
ツーリングに行くのだろうか?なんて考えてしまいました。
若い頃は景色や自然に興味がなく、ただ運転するだけで
楽しかったので都心の道路でも十分楽しく走れましたが、最近は市街地を走ってもさほど楽しくなく、
感覚は年齢と共に変化するものだなと実感しました。
偽善なのかもしれませんが、この前、植林の募金箱にわずかばかりの寄付をしました。
私は自然の恩恵を享受しつつ排気ガスを噴出している人間ですが、自然の風景はありがたいものです。
水田を維持するには治山治水あっての話で、それには植林が必要だそうです。
ツーリング中に美しい棚田や田園風景を眺めると、なるほど我が国は瑞穂の国なのだなと感動します。